やられた。
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昨日に続き、ベンチの上で最高の目覚め。
なんか人増えてるし、ちょっとインド人見ても違和感なくなった
運良くベンチにチェーンでくくりつけた荷物も盗られてないし、まだ生きてるし、いいスタート!
今日やるべきことはとりあえず移動のための電車のチケットを全部買うこと!
7時になって周りがざわつき始めたのでいざ出発
地下鉄でニューデリー駅目指すために空港を出るも、まだ朝が早いのか誰もたかってこない
詐欺師達も朝はやっぱ弱いか、はっはっは(笑)
こんな余裕見せてたころのオレがなつかしい。。。
絶対にぼられんぞ!そんな意気込みで地下鉄のチケット買うときもお釣り確認しまくり!
けど何事もなくニューデリー駅に到着。
ついても人少ない、
あれ、インド人って日本人の10倍近くいなかったっけ?
勘違いだったかな〜
とか余裕こきながら駅出た瞬間、でた!!
クラクションのブーブー言う音と、訳もわからん会話ペッチャクッチャ言う声と、尿と糞を固めて干したような匂い
リキシャワーラーが絡んでくるのはガイドブック通りだったため、スルーして8時まで座って待つことに
2分経過、さすがインド人、この国土内ではまだまだ白い方のオレを一目で外人と見抜いて隣に座ってくる
いいガイドブックだね。とまずは地球の歩き方を一褒め
暇じゃし話すだけならいっか、で雑談してみた
もしかしたら、この時点でゲームは終了していたのかもしれない
電車のチケットを買いに行くと言うと、
「連れて行ってあげるよー」と軽いジャブを入れてくるインド人A
別に金払う気ないし、いざとなれば逃げればいいから着いて行ってみるかーってことでニューデリー駅の構内をさまよう
インド人A、駅の人と思わしき人に声をかけられる(分からなくなるのでこいつをインド人Bと名付ける)
インド人AとBがなんか会話を初めて、ガイドブックには二階でチケット売っていると書いてあるのに、その売り場はなんか移動したとか言い出す
なぜに?って聞いても早口すぎて聞き取れない。
これは単純におれの英語力の無さのせい(笑)
お前人に話すときは相手に分かるように話せよB
とか思いながらも、広島駅前のタクシー乗り場の50倍のリキシャーが集う、駅前広場へ連れて行かれる。
インド人A、なんか勝手に値段交渉初めてインド政府観光局で売ってるからそこに行きなとオレをリキシャワーラーCに託す
こいつら本当のこといってんの?
フェスティバルがなんたらとか言ってるけど、どーせウソだろ!
とか思いながらも、人生初めてのトゥクトゥクに乗車
阿賀臭なみの風が心地よい
ていうかインドの信号機役割果たせてないだろ!
速度がそこそこのかわりに合間に突っ込んでくるバイクと歩行者とたまに牛。
日本の国道みたいに車が走る道を軽い体さばきで華麗にかわしながら横断
回避能力に関してはモンハンの玄人レベル
無事に変な旅行会社につきましたとさ、
からの日本語話す怪しいインド人Dにチケットのことでどーたらこうたら言われる、がこのころのオレはまだ強かった
適当に受け流してもっかいニューデリー駅につれてってもらうと、連れてったくれた運転手が異常に焼けてるおっさんになんか言われて叩かれだした。
なんだなんだこの状況は?
おっさんインド人いわく、このリキシャワーラーは嘘の観光局に連れてったんだとか
まじか、やっぱりか
とりあえず死ね
ってことで、今度は本命いくよーって、またよくわからん建物に連れてかれる
看板にはそれっぽいこと書いてるけど信じていいのか?
今度も日本語話すよくわからん全身青コーデのインド人にチケットがどーのこーの言われる
帰りもトゥクトゥクで行ってたら途中で運転手と弟らしいスクーター乗りに引き継がれるオレ、、
飛行機ー地下鉄ートゥクトゥクースクーター
ってどんどん身軽になって、いい感じに危険度も上がってるよ
ここまで来ると交通事故の怖さとかもうどうでもいい。笑
無事に駅着いて2階に行ってみるとインド人用のチケット売り場しかなかくて
四人くらいに聞いてまわってやっと道分かっていってみると、、、
あった!!!
あの野郎どもやっぱりウソついてやがったな!!!笑
ついた瞬間ほっとしすぎて笑いが出てしまった(笑)
これでなんとかなるわー
とりま明日のバナラシー行きのチケット買うか
で窓口行くと割とスムーズに買えた
明日の夕方初の3A席確保!
3Aってのは石の種類の名前のことで、この階級は安くて低い階級の席
安心しきって観光モードに切り替えるオレ
とりま観光地歩いてまわってみるかー
って徒歩で観光地行こうとしたとたん絡まれる。笑
最初はあしらっていたものの何人か目で英語で話してしまった
そのがっしり系インド人にチケットを見せると、なんか印鑑押してもらったら観光地タダで回れるからそれ行った方がいいとか言い出す
よくわからんけど、ただになるなら行ってみて損ないか!
ってことで再びスクーターニケツ
インド人の怖いところはフレンドリーすぎてめっちゃ仲良くなってしまうとこ、実際おれは騙されてるのかそうでないのか途中でわからんくなってきた。。。
がっしり系インド人「着いた着いたー、ここだよー」
って、ここさっききた旅行会社じゃん!!!笑
がっしり系インド人「ここが政府公認の観光局だよー」
やれやれ、嘘か本当かよくわからんことになってきたぞ、
入ってみると再び全身青コーデのインド人と再び遭遇
そして話すことに
全身青コーデインド人「この3Aの席はずっと立ちっぱなしの席で、半日以上立ちっぱなしだから危ないよ。」って言い出す
まじか!!
バラナシーまでギュウギュウ詰めのインド人満員電車で半日以上とか死ぬじゃん!
青コーデ「ここで席のクラス変えるか、キャンセルとできるよ。」
オレ「、、、、」
30分後、、、
オレ「キャンセルお願いしまーす!」
こっからの記憶はもうあいまいになるほど振り回されてしまって、自分でもどうするべきか全然わからない状態。
そこで提案された新プランは2箇所のホテルとキャメルサファリと寝台列車全チケット付きで4万円
高い、高すぎる、こんなかかるとか聞いてないぞ
さすがにこれ払ったら死ぬと思ったのでやめときますって言ってその場を後にした
そしたら、ずっと一緒に着いてきてくれたがっしり系インド人がもう1箇所の旅行会社に連れてってあげると、、、、
そして、なぜか1回目に行ったウソ旅行会社にいたオレ
しかも話してるやつ最初にあったなんかイカサマまたいな顔したインド人じゃん!!!
なんちゅう繋がりよう。笑
しかも話始めたらサングラスかけて違う人の振り?をしだす(笑)
さっきのところ高すぎたんだけど、ここだといくらになる?って聞くと、だいぶ下がってなんと2万円でいけるって言い出す!
正直2万も高いけど、さっきのが高すぎて安く感じてしまったオレ
その値段ならギリギリ予算内だし、なんとか生きて帰れるわ
って安心して買ってしまったのが最後、
イカサマ系インド人「ちなみにこの席観光客用じゃないからインド人でギュウギュウの席で、たまに刃物持った人に襲われたり身ぐるみ剥がされることあるから。僕も財布とか全部もってかれたことあったよ。」
はぁー!?!?何言ってんのこいつ?!
殺す気か!
そんなクソみたいな席売りつけてきたんか!
お前そんな席とって観光なんかできるわけないだろ!!
オレ「お前さっきそれ言わんかっただろ!そんなもんキャンセルじゃ!」
イカサマ「そりゃこんなに安いチケットだもん。」
オレ「いいからキャンセル!全部返して!」
って言ったら、キャンセル料かかるから40パーセントしか返せないとか言い出す始末。
やられた、完璧にやられた、
お前の額にある第3の目、潰してやろうか?
ほんとなめすぎだろ、、、
何度いっても状況は変わりそうにない、
唯一の打開策として、プラス1万払ったら安全な寝れる席にクラスを変えられると言ってきた。
しゃーない、3万とか完璧にぼられとる気がするけど、キャンセル料とられるよりはマシか、
その時のまだわずかに残っていた判断力で、そのクラスに変えてもらうことにした
30分後、、、
イカサマ「こことこことこことここの4箇所はチケットとれなかったから後は自分で探してね。1万円は返してあげるから。」
こいつ終わってる、、、、
どこまで追い詰めるつもりや。
そんなもん買っても途中のチケットないんじゃ意味ないだろうが、
言い争ったあげく、ずっと一緒にいたインド人Gの頼みもあり、8000円をキャンセル料としてボラれて終了。
なんでこんなことになったんだろ、、、
お金とともに生きる気力も吸い取られた。
その後、とりあえず2回目と3回目に行った政府公認とかいう観光案内所に行って今朝のチケット代を返してもらうことに
すでにもぬけのから、どーしよーかと途方にくれながらお金もってくるの待ってたら、ずっと一緒にいるがっしり系インド人が全身青コーデに、さっきぼられたから安くしてあげてくれないか?と話しつけてくれた。
そしたら4万から3万に値下がり!
これだと行きたかった都市にはいけるけど、自分の立てた旅行プランはぐっちゃぐちゃに、
せっかくcouch surfingでお願いしていた人のところにも泊まることができなくなる。
そんなことするくらいなら、自分でもっかいニューデリー駅いって、チケット一個ずつ買い直した方がいいかな、どーしよ、、、
話し合いと自分との格闘のすえ、
オレ「買います。。。」
精神的にもきてる上に、お金も持ってかれて死にかけ、、笑
頼みの綱はこのプラン
これが全部嘘だったときはさすがに死亡。笑
お金払ったとたんめっちゃキビキビ動き出す従業員たち
4時間後のチケットまでサクッととって、ホテルとキャメルサファリも組んでくれて、その上WiFiまでかしてくれた。
※そこにいた1人のインド人が「チャーリーとチョコレート工場」に出てくるちっちゃいおっさんにめっちゃ似とってかなり驚いたのは秘密
ていうかさんざんいろんなとこに付き合ってくれたがっしり系インド人が気づいたら仕事に戻ってていなかった
おれのTシャツ欲しいって言ってたから最終日デリーであげよっかな
がっしりデブ系の20代後半、見つけたら教えてください
GUで買った190ルピーのシャツあげます。
そんなこんなで全ての準備を整えていざオールドデリー駅へ
日本だったら100円とかも大して気にせんのに、ボッタられた後だからか、インドだからか駅までのリキシャー40円の差でも断る。
一気に貧乏大学生になったオレは、
生きてやる。。。という根性だけを胸に深夜列車を待つのだった
てか毎回思うけど夜の街はまじで怖い
歩いて駅行こうとか思いよったけど、オートリキシャー乗って正解だったかも
わらわら人がたかとって絡まれ出したらやばそうな気がする、まあ歩いてみんとわからんけども
電車待ち、トイレ使いたいけども使うためにはトイレの番人に何円か払わんといけんけん我慢(笑)
昼の出費がかなりきいた、
唯一生き抜くための水だけを買って電車まつのみ
ベンチに座って電車待ってたら横に座ってきた2人組のインド人が話しかけてきた
もうこれ以上騙すのは勘弁よ、、とか思いながらも会話してみる。
あれ、気づいたら会話盛り上がってる。笑
子供の写真めっちゃ見せてくるし、名刺くれるし、飴玉とお菓子くれるし、初めての普通に優しい人たち!
なんてこった、やっぱり国籍なんて関係なかったぜ!!
電車出るギリギリまでお話ししてくれました
今晩の唯一食べたのは彼らがくれたポテチと飴玉1個
インドではたまに、見知らぬ人からもらう飴とかに眠り薬とか下剤とか入っとって金とかもってかれることもあるって地球の歩き方に書いてあった
けど、そんなの知るか(笑)
24時間ぶりの食事がボロボロのオレに生きる希望を与えてくれたのだった。
今日は寝台列車のベットで寝る
関空のベンチの方がよっぽど快適そうだった(笑)
初日で予算の2/3持ってかれて瀕死の状態
残り19日をどうやって乗り越えるのか
起死回生を魅せれるのか、
オレにももう分からん、初日からネタすぎて笑える(笑)
明日、2日目もお楽しみに