カキバー旅行記

ヒッチハイクに始まり、日本一周、オーストラリア一周、、、 考え、気づき、知る。誰の人生でもなく、自分の人生を歩むために Twitter→@kctikimono Facebook→柿林春輝

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絡まれ上手

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インド上陸3日目
今日は23:45の夜行列車まで、一日中観光できる時間があるので、朝食たべてさっさと部屋片付けてチェックアウト!

このホテルはチケット買ったサービスでついてきたから、全部無料だったわけだけども、何かしらチップがどーのこーのとか言ってくるんじゃないかと少し不安だった 

宿泊中は細心の注意を払い、部屋にあるサービス料の発生しそうなものを一切使用しなかった。
石けん、冷蔵庫に入ってる飲み物、タオルを使わないのはもちろん、登り降りのエレベーターも使用しない徹底ぶり!
(ほんとは、なんとなく階段を使いたかっただけ)

エレベーターの電気代とか絶対に請求させんぞ!!
そんな意気込みで勝負した結果、
なんとか、チェックアウトバトルを制したのであった!
(チェックインのときの送迎でやられていたので一勝一敗)

ルンルンでホテルを後にし、大通りを散歩してたけど、砂ぼこりに加え、道端のゴミとフンと尿の匂いにやられ、ゲンナリ
恐るべしインド、日本でいうと名古屋とかそんくらい立ち位置の都市なのに、道を歩けばゴミの山と、死んでるのか寝てるのかわからない人ばっかり(ホームレス?)
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ジャイプルでは、約400年前に建てられた建物をいまだに店として使用している
広島で置き換えると、江戸時代に建てた長屋をいまだに本通りで使ってるって考えたらすごいな、笑

金はないけど時間はある
正直インドの建物見て回るよりも、インドの人々そのものに興味があったので、今日はいろんな人話したいなー
昨日現地の人々と触れ合えたのもあり、少し調子に乗った(笑)
絡んでくる人全員と話して回った

1回目、
風の宮殿の近くを歩いていると、昨日絡んできた青年が今日も絡んできた
楽しいやつ(笑)

「彼女はいないの?なんで?」
って、知るか!オレが聞きたいわ!笑

2回目、
日陰で休んでたらいろいろ質問してきてくれたおじさんたち
金取る気なんかひとつもなく、イスまで貸してくれていっしょにぺちゃくちゃおしゃべり
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見た目に違いはないけど、インドでは鶏肉や羊の肉を食べる人と、肉は一切たべない人がいるってことを教えてもらった
同じ宗教を信仰しててもそういう違いがあって、だからといって仲が悪いというわけでもない 

もうひとつの気づきは、インドでは観光客が日本人とわかるととりあえず日本語しゃべって興味を引いてくる
ジャイプルの場合、「こんにちはー」とか「あ「がとうー」とか「なまむぎなまごめなまたまご」で仕掛けてくる(笑)
しかも滑舌めっちゃいい
おじさんたちからしたらオレは、自分の息子くらいの年齢なんだろうか

ここで1番心に残ったのは、この写真には写ってないけど、このおじさんたちと混じって仲良く話ししてたあるおじさん
その人は左足が使えなくて、木の棒にしがみついて右足だけで歩きまわってた
最初みたとき、必死にジャイプルの写真集を売って歩いてる姿に、お金渡したほうがいいんだろうか?
とか同情してしまいそうになったけど、いざ話してみると、そんな不自由な生活をものともしないほど楽しそうに笑ってしゃべってくれる人で、すごい心打たれた。。。

呼吸して生きてる限り、幸せに生きることっていくらでもできるんだなって実感させられた

3回目、
スカーフ売りの青年の友達らしい24歳
ジュエリー屋の息子らしく、不自由なく生活してるおぼっちゃんみたいな感じだろうか
金とか要求せずに、チャイとかおごってくれて、なんか日本にいるらしい彼女の写真を見せてくれたり、サッカープレーヤーの動画だよとか言いながらそっち系の動画を見せてきたり。笑
なんで見知らぬ観光客なんかに、こんな振る舞いをしてくれるんだろうか。と思っていたら、
彼はこう説明してくれた。

「お金は一度自分の物になっても、使ってなくなったら何も残らない。けど、文化は一度自分のところに入ってきたら一生もんだ。」
サイコーじゃん!!!!
そういう人たちと話してみたかった!!
インドの人と価値観について話せたのがとてつもなく嬉しかった

かなり長いことその人の店の中でくつろがせてもらって、さらに昼食までいっしょに食べさせてもらった。
カレーみたいなカレーじゃない物を腹一杯食べてサイコーの思い出(笑)
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カバンにつけてたニモに出てくるカモメのキーホルダーが欲しい!って言うから思わずあげてしまった
妹が旅行前にくれたやつ、、、、ごめん!笑

4回目、
昨日買ったフリーチケットでシティ パレスという、マハラジャ(インドの貴族)の住む豪邸を見にいこうと思ってたら話しかけてきて店の人

出身はどこ?って聞くから、
日本の広島だよ!って答えたら
広島 長崎ね!知ってるよ、原爆が落ちたところでしょ。私は、日本人好きだよ!アメリカ人はあんまり好きじゃない。って話してきた
別にアメリカ人が嫌いじゃないし、原爆のことどうこう言うわけでもないけどなー
わざわざオレに合わせてくれなくても、笑
って思ってたら、ちゃんと訳を説明してくれた

仕事上観光客に絡むことが多いくて、何人の日本人やアメリカ人に話しかけてきたが、
そんとき、日本人はたいてい何かしら答えてくれるが、アメリカ人の場合、無視するかあしらうことが多い

まあたしかに、その人が言ってるように、いくらインド人が鋼のハングリー精神を持ってるとはいえ、話しかけた観光客に無視とか適当にあしらわれたりしたら気分が悪いのはオレらと一緒だろうな

金ないから買えないよ、ごめんね。って言ったらNo problem.っていって、笑顔でシティ パレスまでの道を教えてくれた

インド人全員が金に目をくらませて、観光客からぼったくろうって考えてるわけではない
ってことを改めて実感させてくれた
Thank you so much!

5回目、猿がいっぱいいるモンキーテンプルとかいうヒンディーの寺院があるって歩いて目指してたら絡んできた同い年くらいの青年
絵描きの学校に通ってて、自分の書いた絵とかあるから見ていくだけ見ていけよっていうからついて行った

インド人の言う、見ていくだけ!
は要するになんか買うか、もしくはサービス料払ってけ!ってことなんだと思う(笑)

ついて行ってみると、父親と先生が装飾した寺を見せてくれた
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からの学校上の見晴らしスポット!
なんか屋上に猿の家があって、住まわせてあげてるんだとか、笑

からのオレの絵を見ていけよ!ってことで部屋に連れてってもらった
ついでにチャーイ付き
途中から絵の先生の息子も加わってきた
この空気はもうわかっているぞ
絵を買わせようとしてくるながれだろ(笑)

絵は全て、山から採ってきた石をすりつぶして水を混ぜてできた絵の具で書いているんだよ。
これは家の中に貼ってたら不運を寄せ付けない絵で、これはクリシュナーの絵で、これは像の絵で、これはガネーシャの絵で、、、
出てくる出てくる数々の名品(笑)

という説明からの、ついに来た!!

「どんな種類の絵が好き?」

じゃあクリシュナーで!
って答えたら、

「これは300ルピーだよ。」

って買わねぇよ!!
ていうかそんな絵今買って帰っても旅行中にグチャグチャになるわ!笑

いやいや、お金ないから買えないよ。って逃げようとしたら、
オッケーオッケー!
じゃあいくらなら買う?
とか聞いてくる。笑

いや、だから金ないんだって。って言っても、
希望だけ!希望だけ教えて!
って電卓渡してくる(笑)

地球の歩き方に、観光客には定価の3倍の値段言ってくるとか聞いてたから、
1/6の値段の50ルピーで渾身の一撃!!

それは無理だね。。ってちょっとひるんだ
しかし、まだ残りわすがな体力でラストスパートをかけてくる!

「これなら、50ルピーでいいよ。」
と、絵葉書みたいなものを渡してきた
モンハンで言うなら足を引きずってる状態からと、最後のひとキレ!!

「いや金ないから。ノーセンキュー!」
という最後の攻撃で討伐終了

見送ってあげるからと口ではいっているものの、顔はものすごい落ち込みよう。
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と、別れ間際に最後の攻撃!

「チャーイの代金と寺院と屋上の見学料20ルピーくれ。」
そーきたか、笑

ここで言い争うのも面倒くさいから、20ルピーを10ルピーに値切ってその場をなんとか終わらせた

ゆーけど、20ルピーあったら、ミネラルウォーター1リットルも買えるんじゃけんの!
明日砂漠に行くオレから金絞りとるな!

さすがに今回は後味が悪かったため、急ぎ足でモンキーテンプルに向かっていた
と、

6回目、
通り過ぎる間際にバイクに乗った男の人たちが絡んできた
全員20代
そのうちの1人が日本人が好きで、日本に友達がいるんだ。
とか言うから少し話してみることに、

モンキーテンプル行く途中だということを伝えると、とりあえずチャーイでも飲もーやと店に連れてかれる。笑
でも、お金ないから払えないよ?
と先に言うと、
何のお金?なんで俺にお金払う必要がある?
って逆に聞いてきたのでびっくり

ヨーロッパに留学中の23歳の彼
父さんが宝石の会社を持っているらしく、金持ちのボンボン感がすごい
兄もバイクを乗り回してて、けっこーな金持ち一家っぽかった

チャーイをおごってくれた後、3人で3ケツして祭りに連れてってくれた
祭りの名前は忘れたけど、ものすごい人だかり!
総人数の多さもそうだけど、一つの寺に全員が押しかけてるから人口密度が半端じゃない!
財布と荷物のセキュリティーを万全にしておいてよかった。

そしてここで第一の関門!
寺の入り口にでっかい池があって、寺に入る前に手と足と口と顔を洗わないといけない
池の底にはヘドロ
水自体も濁ってる。

顔洗って目に入るのは少し怖いし、口に至っては3回うがいをしないといけなかった。

これは高確率で当選するな、、、
覚悟を決め、うがい3回ちゃんとやって寺入った。

寺の中では、何言ってるかわからん大音量のスピーカーの中で、鉄の棒を振り回したり、先の尖ったもので目をほじくりだしたり、ヘドバンみたいなことをしてる人がいて、
すごい衝撃だった
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からのバイクでいろんなところへ連れまわしてくれる(笑)
3ケツな上に、飛ばしまくるし、普通に逆走するし、、
ここきて1番命の危険を感じたわ
と思ったら後ろから別のバイクに追突されて揉め出す始末
ワヤワヤ

屋台の餃子屋とか、果物のフレッシュジュースみたいなのタダでおごってくれる
さすがにお腹の覚悟した、まわりから見ても衛生状態やばそうな屋台いっぱい見てたから。笑

そんでもって、パーティーに行こうとか言い出すからしぶしぶついていくことに、、、
このころから明らか空気が違う
最後ぜったいなんなあるわー

いざ友達が集まっているところに行くと、金持ちの息子みたいなのがいっぱい集まってて、なにやら誕生日パーティー
何を狙っているのやら、

電車の時間もあるからもう帰るね。
と言うと、
出口までついてきて、やっぱりいってきたよね

「今日は友達の誕生日で、プレゼント買うからお金ちょうだい」
最初ただっていってたよね?ほんと、、
予想通りすぎて嫌気がさす
金ないから無理。と伝えるとしぶしぶ返してくれたけど、金持ちでもたかるやつはたかるわ やっぱ。
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写真はとっといて文句言うんかい。ってね(笑)

昨日の夜に続き、夜道歩きながら 生きてやる!っていう気持ちが湧いてきた
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2日目における成長ポイントはこんな道路でも普通に横断できるようになったことかな

後味悪いまま今日も終わりか、とか思いながら列車探し
ホームがわかっても自分の乗るシートがどこに止まるかまともにわからないからインドの列車は大変。
列車も端から端まで見えないくらい長いし、駅に止まってる時間は2分とかだから、待ってる人に聞いて回ってた

7回目、
三回目に聞いたバドミントンの試合帰りの17歳
聞いたらわからないけど、必死に探してくれて、列車が来るまで隣に座ってずっと待っててくれた
到着するホームが急にかわったときも、急いで連れてってくれた
お金くれというわけでもなく。
なんてことだ
おしゃべりにも付き合ってくれるし、ここにきてサイコーすぎる人たちに会ってしまった(笑)
泣けるレベルの親切

日本に来てくれることがあったら、全身全霊で尽くしてあげたい
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本当にありがとう!!

徐々にインドにも慣れてきたところで3日目終了
今日は人との出会いが多くて、観光して回るよりも楽しかったなー
明日は砂漠に迎います