スペイン巡礼6日目 〜Vianaに女神現る〜

朝起きて、足を動かすのがドキドキだった

昨日の夕方から膝が痛くなりだしたのが治ってるかどーか気が気でなかった

足を床について確かめると、、

やっぱりちょっと痛い

これはしばらく長距離は歩けそうにないな、、、

さすがに毎日30キロ歩いてると、どこか痛めるか

今日は10キロで終わりたいところ

だが、11キロ先のVianaにはたぶん宿がない

うむむ

そしたら20キロあるかんといけんなー

杖を使って、右足を引きずるような今の歩き方だとめちゃくちゃ時間かかりそうだ

まあ行くしかない！

いざ歩き始めると、いままでの速度の半分くらいしかでない

こりゃ大変だ

しかもご覧の雪道

これも何かのメッセージなのだろうか

数日で治ればいいけど、

けど、なんかこのタイミングでゆっくりしか歩けんのって、星の巡礼にも似てるな

星の巡礼の修行でも、いつもの半分の速度で歩くみたいなのがあった気がする

なんか学ぶべきことがあるのだろう

途中、大きな木が倒れて道をとおせんぼしていた

それをくぐるのも一苦労(笑)

ついでにその木の一本を拝借して、新しい杖にした

やっぱ二本だとちょっと楽

これまで5日間、道中巡礼者には誰も会わなかった

が、今日は短距離の巡礼者みたいなスペインの人が大勢いて、俺をどんどん抜かしていった

その内の1人に、写真撮って良いか？っ聞かれて、写真を撮られ少し有名人気分(笑)

ただの一巡礼者だけど笑

けど、この時期に巡礼する人やっぱ結構少ない

宿についても数人しかいない

そーこーしてると、雪が降ってきた

うぬぬーー

まともに晴れる日はないのかい！笑

しかも、カッパももうビリビリで、杖2本使ってて傘もさせないからずぶ濡れ笑

町はもう目の前なんだけど、歩くのがとろいからどんどん濡れる

もうただひたすらに耐えるのみ

さすがに疲れる笑

そして、、、

4時間かけてなんとか11キロを歩いた

ずぶ濡れだが、なんとかVianaに到着だ！

ふーーー

宿はたぶんないから、ここで一休みして残りの9キロ頑張るほかないかー

膝が悪化しなければいいんだけど、

とりあえず町の人に聞いて、カフェ的なところを見つけて入った

小さなカフェに人がわんさかいて、なんとかスペース確保して昼飯を食す

と、さっき俺を抜かしていっておばちゃんがいた

スペイン語だから何言ってるかわかんないけど、ニコニコしながら「膝治るといいね😁」的なことを言ってる気がする

たぶん笑

おばちゃんがいなくなって、1人で食べていると横に綺麗な女の子が座った

こっちの子って、クソ綺麗よなーー

ってチラ見してたら、話しかけられた

しかも、

この町にどっか宿開いてないかねー？

って聞いたら

「うちに泊まってもいいよ？」

って言ってくれた！！

まじかーー！！

女神降臨！！！

しかもめちゃ綺麗だし

いや別にそーいうんじゃないけど、綺麗な子のうちに泊まらせてもらえるって嬉しいでしょ笑笑

話をきくと、どうやら実家らしく、家族がオッケーしてくれたらいいとのこと

あんま期待してもいけんけど、ここで今日休めるならありがてえ！！

そしたらなんとオッケー！

キターーーーー

昨日までの逆強とは、真反対に超嬉しい出来事がおきた！

足痛めて、まずいなとか思ってたけど、

それもこの子に会うためのものだったのか

さっそく家に連れってもらうと、家には妹がいてテレビを見ていた

妹は栗原類に似てた笑

しかも、リビングでめっちゃタバコじゃないあれを吸ってる笑

特有の臭さでわかる笑笑

どーやらこの家？かこの国？では、違法だけど、割と普通らしい

レイレ(泊まらせてくれた女の子)もめっちゃ吸ってる笑

まあそれはいいとして

レイレがいろいろ連れてってくれた

バルに連れてって、ワインのんだり

友達の家に連れてって、楽器を演奏したり

家にこんなカーテンの長いやつみたいなのがぶら下がってて、登って遊んだりした笑

ほんと初対面の俺にこんないろいろ親切にしてくれて、ほんと幸せな時間だった

(しかも綺麗だし笑)

夜は家族とその友達とでディナー

みんな何話してるかわかんないけど、めっちゃ親切にしてもらった

スペインってほんと家族の距離が近いし、あったかいなー

エミリオ(隣の赤い服のおじさん)がめっちゃ酒すすめてくるから、つい飲み過ぎてしまった笑

家族っていいもんだな〜

って思いました

レイレは今年大学を卒業して、その後世界を旅するらしいから、また日本で会える😁

その時はこの親切を何倍にもして返してあげよーっと！